展示・イベント

小笠原敏孝
静謐の間(あわい)
-裏千家今日庵茶室建築より-

茶室は、喧騒から切り離されたもうひとつの時間が流れる場所。
その場に身を置くことで、人は自ずと呼吸を整え、感覚を研ぎ澄まされていく。

本展「静謐の間(あわい)」では、私、小笠原敏孝が25年にわたり撮り続けて
きた茶の湯の世界、とりわけ裏千家・今日庵の茶室空間を中心に、その精神と
佇まいを見つめた作品を展示します。

私がファインダー越しに感じたのは、ただ目に映る造形ではありません。
光の移ろい、影のたたずまい、時間が静かに積もるような感覚。
それらの交わる"間(あわい)"に宿る気配を写し取りたいと願ってきました。

写真というかたちを借りながら、私自身の眼差しを通して感じた静けさを、
皆さまにそっと手渡すような展示になればと願っています。
それぞれの内にある静謐と呼応するひとときとなれば幸いです。

    

場所

香老舗 松栄堂 薫習館1F 松吟ロビー 会場地図
※入館無料

会期(令和7年)

9月18日(木)〜24日(水)

時間

10:00〜17:00

在廊日

全日在廊予定

作家

小笠原敏孝

https://s-sakura.xyz/toshiogasawara/

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